仮想通貨カルマ(KRM)が世界の中小企業融資を変える!
こんにちは、うなぎです。
この記事では、仮想通貨のカルマプロジェクトについてご紹介したいと思います。yobitにKARMAというトークンが上場していますが、こちらは別のプロジェクトになります。今回、ご紹介するカルマの表記はKRMでして、5/2現在RudexとOpenledgerにて取り扱いをしています。
近日中にHitBTCに上場を予定しています。カルマはイーサリアムベースではなく、Graphneベースのトークンなので上場までに(技術的な問題なのか)少し時間がかかっているみたいですね。
カルマはロシアの企業ですが、日本語、英語、ロシア語、韓国語のそれぞれの公式telegamが用意されています。日本語のtelegramはメンバーも700人以上いますので、是非参加してみてください。
カルマ(KRM)のプロジェクトとは?
カルマは中小企業の融資を世界中から分散して行おう!というものです。
日本では中小企業が融資を受けようと思ったら、まず銀行にて与信調査を行い、銀行が貸し付ける金額を決定します。日本人は皆メガバンクにお金を預けていて、銀行も企業への貸付をしないと儲かりませんから、融資が一般的ですよね。
むしろ最近では、銀行は「貸す先が無い」くらいの状態でして、創業者支援の融資など日本人にとっては銀行から融資を受けるのは当たり前のうような感覚です。もちろん中小企業の事業融資だけではなくて、住宅ローンや教育ローンなども借りれますし、金利も安いです。
これが日本に比べて金融のインフラが確立されていない国などでは、中小企業が事業融資を受けるのが非常に難しいのです。
例えば、カルマがベースを置いているロシアでは数年に一度ルーブルが暴落しますし、銀行のインフラもしっかりしていないので事業融資が20%や30%などは一般的で、そもそも大企業相手にしか融資をしてくれないそうです。
(事業融資が20%って信じられない金額ですよね・・・)
すると、せっかく良いアイデアや志があっても、「資金がなく事業がスタートできない」「事業拡大ができない」といった事が往々にしてあるそうです。
そこでカルマプロジェクトは、中小企業への融資を世界中から分散して行うことで
中小企業 → 安い金利で融資を受ける
世界中の投資家 → 自国の銀行金利よりも高いリターンを得る
という双方のニーズを満たすプラットフォームを開発しているわけです。日本やスイスのような国では銀行金利はほぼゼロでお金を銀行に預けておいても増えません。そこで新興国の企業に融資を行うことで、リターンを得ることが可能になるわけです。
プロジェクトの進捗状況
まず、カルマは2014年より融資を受けたい中小企業とお金を貸してリターンを得たい投資家をつなぐ役割の事業を開始していました。
いわゆるP2Pというものです。
※P2PとはPeer to Peerの略称で個人間という意味
過去にP2Pを実施した企業は以下の一覧です。
・PimPay https://pimpay.ru/
・AFFEX http://www.affex.shoes/
・Mosigra https://www.mosigra.ru/
・GC “ATEC” https://www.atek-energo.ru/en/
靴の会社からボードゲームの会社などなど多岐に渡ります。3/16に投稿されたカルマの公式ブログによると、第1号はAFFEXという靴の会社に1年間22%の利率で500万ルーブルの貸付を行ったそうです。(約860万円)
この融資はカルマが提供しているプラットフォーム上で行われました。
2014年んから行っているP2P融資をそのままカルマのプラットフォームに移行しているわけですね。公式ブログでも触れられていますが、ロシア国内で利率25%以下で銀行から融資を受けるのは中小企業にとって非常に難しいみたいです。
・・・ということは、ロシアの企業にとってはカルマのプラットフォームを利用すれば25%以下で融資を受けられるので活用したいと思うのは当然のことでしょう。今後も融資の実施先はどんどん増えていくみたいです。
英語の方の公式telegramでもカルマの運営メンバーに「〇〇という会社をやっているんだけど、融資を受けるにはどんな手順を踏めばいい?」と質問している会社のCEOが何名かいました。
しばらくはカルマの運営が直接、融資を実行するに値するかどうかの与信調査を行うみたいです。
融資を受けたい企業は決算書や仕事の受注書などをカルマに提出して融資を受けるみたいですね。
カルマのウォレット
現在は、メインネットはカルマウォレットとして稼働しています。
カルマウォレットにはKRMトークンだけでなく、2018年の4月からビットコインとイーサリアムも保管できるウォレットに進化しました。
ブロックチェーンウォレットなので、秘密鍵を無くしたらアウト!のちゃんとしたウォレットです。KRMトークンを入れているかたは、ちゃんとPermissionから秘密鍵をダウンロードしておきましょうね。秘密鍵を保管しておかないと、ウォレット名とパスワードを無くしたら一巻の終わりです。
融資のプラットフォームはテストネットみたいで、まだ実際には融資を行ってリターンを得ることはできないみたいです。こちらは近々メインネットになるそうです。
また、カルマはオリジナルのブロックチェーンの開発も現在、行っているようで夏頃にローンチするみたいです。ほとんどのICOがイーサリアムのERC20をベースに実施していますが、カルマは技術にも自信があるみたいで、珍しくgrapheneベースで行い、オリジナルのブロックチェーンの開発にまで着手しています。
その分、日本人にとっては日本語の解説が無いのでとっかかりにくいですが、日本の公式telegramがあるので安心ですね。
Delegated Proof of Stake
カルマはEOSやBitsharesで採用されているアルゴリズムを使用しています。
通貨を持っていれば保有数に応じて報酬が貰えるPOSと少し違ったDPOSというものだそうです。DPOSではネットワークの投票で代表者を選んでブロック生成を行うコンセンサスアルゴリズムとのことです。
私は技術的な事はてんでダメなのですが、ノードを建ててる方々にとってはカルマのDPOSに参加するとかなりのメリットが得られそうです。TNTの築城などをされている方はカルマのDPOSのノード建てをされると、初期の段階から参加できるのでうまみがあるかもしれませんね。
誰かやってみてブログに書いてくれると嬉しいですね。
まとめ
カルマのプロジェクトはP2Pの融資で他のプロジェクトにもありそうな内容ですが、
・カルマが2014年より実際の中小企業の融資を取り付けている
・ブロックチェーンの技術に詳しい技術者がたくさんいる
・国境間を超えたギャップを埋める素晴らしいプロジェクト
・オリジナリティ満載
な内容としてとても注目しています。
価格もICOより少し高いくらいなので、ポテンシャルを秘めているのではないでしょうか。